「食べづわり」とは、空腹になると気持ち悪くなるため、常に何かを食べていないと我慢できなくなるつわりのことです。
食べづわりの症状は人によって違い、何か食べると症状が良くなる人もいれば空腹だと吐き気がするので何か食べるが食べると吐いてしまうという人もいます。
そんな食べつわりの対処方法と注意点についてご紹介します。
もくじ
食べづわり対処法
少量ずつ分けて食べる
食べづわりは空腹になると吐き気がするため、一度のたくさん食べてしまいがちです。
しかし、たくさん食べることはかえって吐き気を助長します。
また、一度にたくさん食べても少量食べても、また時間がたてば吐き気がやってくるのは一緒です。
一度の量を少なくし、回数を増やしましょう。
低カロリーのものを食べる
食べづわりの人はどんどん体重が増えていきます。
体重が増えすぎると分娩やお腹の赤ちゃんに影響するため、産婦人科でも体重制限について厳しく指導されることが多いです。
体重増加が産婦人科で指示されている範囲内であれば問題ないですが、食べづわりの場合ほとんどが指示されている体重よりも増えてしまいます。
野菜や果物など、カロリーが低い食べ物を選んで食べるようにしましょう。
また、妊娠中は鉄分が不足することが多いため、プルーンを食べている人も多いようです。
飴やガムを食べる
何か食べなくても、ガムを噛んでいるだけで症状が和らぐ人もいます。
ですから、飴やガムを持ち歩いて食べるといいでしょう。
特にお仕事をされている方はいつでも何か食べるわけにはいきませんので、飴やガムでごまかいている人もいます。
ビタミンCドリンク
妊娠中、炭酸飲料が飲みたくなる人が多いようです。
しかし、炭酸飲料、胃に空気が入り吐き気を助長します。
ビタミンCが豊富な飲み物だとすっきり感もあり、炭酸飲料に比べて糖分が少ない傾向にあるためおすすめです。
寝起きと就寝前に何か食べる
血糖値が下がることで吐き気が出る方は、血糖値が低い朝と夜寝る前に少し腹持ちの良いおにぎりなどを食べると楽になります。
食べづわりの注意
体重増加
食べづわりで注意しなければいけないのは、何といっても「体重の増加」です。
妊娠中はホルモンの関係で体自体が太りやすくなっています。
必要以上に体重が増えると、妊娠中毒症や妊娠糖尿病のリスクが高くなり、早産や未熟児の原因になります。
また、出産が長引いたり難産になりやすかったり、他にもさまざまなリスクが高くなります。
何kgまで増加して良いのかはその人によって違いますので、産婦人科で言われた体重より増えないよう注意しましょう。
虫歯に注意
妊娠中は歯が弱くなり虫歯ができやすいと言われています。
その時期に、食べづわりで昼夜を問わず何かを食べていると虫歯のリスクが高くなります。
いつも以上に歯磨きを念入りにし、気になるようなら安定期に入ってから歯医者さんに受診しましょう。
編集後記
食べづわりは空腹になると吐き気が強くなり、食べると吐いてしまったり辛い症状です。
体重管理が厳しくなると、食べたいのに食べられないというストレスもかかってきます。
しかし安全に赤ちゃんを産むためにいろいろな工夫をしながら頑張りましょう。