妊娠中の塩分の取りすぎは足のむくみや高血圧などの症状を引き起こします。
また、妊娠中毒症とも関係があるといわれているので普段の食事時は薄味のものにしたいですね。
胎児に影響を与える可能性もある妊娠中の塩分の取りすぎについてまとめてみました。
妊娠中に塩分をとりすぎるとどうなる?
妊娠中の塩分量は約8~10gほどで抑えるのが一般的です。
普段普通に食べているお味噌汁や、焼き魚を食べてしまうとすぐに超えてしまいます。
もし、血圧が高くなると赤ちゃんに栄養が届きにくくなり、成長を遅らせてしまうことになります。
妊娠中のファーストフード、レトルト食品、スナック菓子には多く塩分が含まれているのでできるだけ控えるようにしましょう。
また、押さえても形が戻らなくなったり、指輪が抜けなくなるほどのむくみも症状の一つとして現れます。
症状が長く続かなければ心配はいりません。
入浴をしたり、マッサージをしたりしてむくみをとりましょう。
妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)とは?
高血圧やむくみ、尿たんぱくの中で1つ以上当てはまり、妊娠前の症状のことを妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)と言います。
しかしながら今現在は妊娠高血圧症候群に改名され、症状のむくみは項目から外されています。
むくみは妊娠高血圧症候群でなくても起こることがあり、むくんだらすぐ妊娠中毒症を疑うことが間違いであるためです。
いくら食事などを気を付けていても妊娠高血圧症候群にかかってしまう人もいます。
中には胎盤機能不全から妊娠高血圧症候群にかかってしまった方もいるようです。
妊娠高血圧症候群にかかると、入院・食事制限となります。
また、尿たんぱくが続く場合は産後も食事制限が必要になります。
妊娠高血圧症候群は過去にかかったことのある人や糖尿病などの病気を持っている人、高齢初産・若年出産などに当てはまる人がかかりやすいといわれています。
突然症状がでて悪化したりする場合もありますので、気を付けましょう。
後遺症が残ったり、帝王切開になる可能性もあります。
塩分をとりすぎないためには?
上記のことから、妊娠中は塩分の少ないものを食べるように心がけたいところです。
塩分をとりすぎないために気を付けることは
・麺類の汁は残す
・ポン酢やドレッシングなど塩分の少ないもので味付けする
・味噌汁と漬物は一日一回まで
・しょうゆやソースはかけずにつける
・カリウムの多く含んだ食材を選ぶ
(ホウレンソウ、ピーマン、ニンジン、白菜、きのこ類、アボカド、納豆など)
などが挙げられます。
もし、塩分をとりすぎてしまったなと感じたら水分を多めに取りましょう。
水分を摂取することで、血中の塩分濃度を下げてくれます。
編集後記
わたしも一度だけ検診で血圧が高いといわれたことがあります。
その時は塩分抑えてと言われ、次の検診では戻っていました。
血圧が高くてもすべてが妊娠高血圧症候群にかかるわけではありませんが、血圧が高いと言われれば疑ってしまいますよね。
私の場合、無性にポテトチップスが食べたくなってしまったことが原因だと思います。
できる限り塩分の多いものは避け、あっさりしたものを食べるのが一番です。
私のようにポテトチップスが無性に食べたくなっている人もいると思いますが、妊娠高血圧症候群は危険です。
今すぐ我慢して塩分量を守ってみませんか?
毎日の食生活に気を付けて妊娠高血圧症候群を予防しましょう。