こどものしつけはこうでなければいけないという100%正しい方法はありません。
子供の性格や親の考え方、家庭の考え方でそれぞれしつけの仕方には違いがあります。
しかし、その中でもしつけの基本というものはあり、その基本をベースに各家庭でのしつけの仕方が考えられるのだと思います。
ここではしつけをする上でやってはいけない「悪いしつけの仕方」についていくつかお話ししようと思います。
感情的に怒らない
子供がなかなか言うことをきかないと、つい親はイライラして感情的に怒ってしまいます。
すると、子供は泣き出したり、ビクビクしてしまいます。
感情的に怒ることで、子供は怒られた記憶だけが残り、恐怖心を与えているだけになります。
怒られる恐怖から言うことを聞くかもしれませんが、それはしつけではありません。
なぜそうしなければいけないのか、子供が理解できる言葉で説明し行動させることで、次へとつなげていきましょう。
自分の都合で叱らない
親が疲れていたり、時間がない時などは八つ当たりで叱ってしまうこともあります。
しかし、子供はなんで叱られているのかわかりませんし、何よりそういう叱り方をすると冷静になった時に親が後悔します。
時間と気持ちに余裕を持って毎日を送るようにすることが大切です。
子供の人格を否定する言葉は使わない
イライラすると、子供にひどいことを言ってしまうこともあるかもしれません。
「あなたが言うことを聞かないからママは大変なの!」「どうしてそんなに悪い子なの!」と人格を否定する言葉は子供の心に深い傷を残します。
絶対に使わないようにしましょう。
ほかの子と比較しない
兄弟や友達の子と比較して「○○ちゃんはちゃんとできるのに」というような叱り方をすると、子供は自分に自信がなくなり、自分はダメなんだとひがみやすい子になってしまいます。
子供はそれぞれ個性があり、得意不得意があります。
誰かと比較するのはやめましょう。
叱ったことを引きずらない
長々と説教をしたり過去のことを持ち出して話をすると、子供は何で叱られているのかわからなくなります。
また、叱った後ママがいつまでも機嫌を悪くしていると、子供はとても困ってしまい叱られた内容よりママの機嫌を直すことに気持ちが行ってしまいます。
叱った時は内容をわかりやすく、叱った後は気持ちを切り替えてよくできたらたくさん褒めてあげましょう。
編集後記
親も人間ですから、子供の行動にイライラしたり怒ってしまうことだって誰でもあります。
しかし、やはり子供はかわいいですし、嫌いだからそうなるわけではありません。
あとで冷静になって「私は親として失格だ」「なんであんなこと言ってしまったのだろう」と後悔することもあります。
そんな時、悩んでしまうのではなく、次に後悔しないようにどうしたらよいかを考えましょう。
子供を叱るのは子供が良い大人になってほしいからという親の愛情だということを忘れなければ、自然と子供が理解しやすい言葉で冷静に叱ることができます。
それでも感情が出てしまったら、その時は素直に子供に謝ってどうしてママが怒ったのか、ちゃんと子供に説明すれば子供はきっとわかってくれるはずです。