出産という貴重な経験をしたママさんはこの上ない幸せな時を過ごされていることかと思います。
しかしながら、初めてのことばかりでとまどいや悩みを感じることはず。
特に授乳に関する悩みは尽きませんよね。
今回は授乳に関する知りたいことをまとめてみました。
新生児の授乳間隔や回数は?
一般的に、ミルクの場合は3時間おきに月齢に合わせた量をあげてくださいとアドバイスされます。
これは消化されるまでの時間がだいたい3時間後であるというに基づいています。
母乳の場合は1~2時間おき、または赤ちゃんが欲しがったら飲ませてあげます。
母乳はミルクよりも消化が早く、半分ほどの時間で消化されてしまうためです。
上記のことから授乳回数は1日8~12回程度になるママさんが多いです。
それより少なかったり、多くなったりすることもありますのであくまで目安として考えてくださいね。
生後28日未満の新生児は母乳を吸う力が弱いため、ちょっと飲んだだけで眠ってしまいます。
『少量+回数多く』を心がけるようにしましょう。
母親になった方はよく「赤ちゃんにおなかすいたと言ってほしい」と思います。
それほど授乳の間隔や回数は難しいものです。
焦らず自分に合った授乳リズムを作っていきましょう。
授乳中の姿勢や気をつけるべき注意点は?
授乳中の姿勢として赤ちゃんの耳・肩・腰のラインをまっすぐになるように抱っこすると、赤ちゃんの身体がよじれにくいと言われています。
また、赤ちゃんの顔をまっすぐ乳頭に向けることで飲みやすくなります。
そうは言っても初めての授乳は難しいですよね。
基本は赤ちゃんも母親も楽な姿勢であることが大切です。
私も最初、横抱っこ以外に授乳できるはずがないと思ったりしていましたが、ある時座椅子に座って縦に抱っこしたまま授乳したら楽だということに気づいたことがありました。
もし腰痛や手がしびれてしまうなど自分がツライと感じたら、枕やクッションを利用して楽な姿勢を作るようにしてください。
また、様々な授乳用グッズも売られているのでグッズを購入するのも1つの手かと思います。
気をつけるべき注意点としては授乳中のテレビや携帯(スマホ)です。
2~3年前のテレビ番組でテレビを見たり、携帯を使ったりしながら授乳した子供はサイレントベビーになりやすいと放映され、さまざま反響がありました。
サイレントベビーとはあまり泣いたり、笑わない赤ちゃんのことを指します。
確かに目を見ながらスキンシップをとりながら、話しかけながら、というのが理想なのかもしれません。
しかしながらそれにとらわれすぎて、ストレスを抱えた顔を見せながら授乳するのもそれはそれでよくありません。
ただ授乳したりミルクをあげたりできる期間は育児の中でことのほか短いものです。
その期間、少しずつ変わる我が子をゆっくり見られるチャンスと思って授乳のひとときを楽しんでみるのもひとつかもしれません。
ミルクとの混合授乳より完全母乳が理想?
我が家は1人目は混合・2人目は母乳でしたが、母乳って経済的だし荷物も少ないし楽だわと正直思いました。
また、母乳は母体の免疫を子供にあげるため、子供が菌に強くなると言われています。
ただ、母乳の出が悪かったり、思ったより体重が増えないなどの理由でミルクと母乳の混合授乳にすることになったという方もおられるでしょう。
混合授乳のメリットもたくさんありますので安心してください。
まず粉ミルクは腹持ちがいいので、赤ちゃんがよく寝てくれるようになります。
他の人に預けやすくなるので、夜泣きの時にパパがミルクを担当してもらえば随分楽にもなります(パパは夜泣きになかなか気づいてくれませんが・・・苦笑)。
その他、ミルクは母乳よりも自立心が芽生えるのが早くなるとも言われています。
母乳かミルクか混合かでストレスを抱えることはありません。
母親の不安は赤ちゃんにも伝わりますので、笑顔で授乳することを第一に考えましょう!
編集後記
我が家では上の子が5歳ぐらいのとき、急に生まれる前の話をし始めたことがありました。
いわゆる胎内記憶というものです。
生まれてからのことも覚えていると言ったので、『母乳とミルク、どっちがおいしかった?』と聞いたら、『おっぱいの方が甘いけど、どっちもおいしかったよ、でもお母さんのおっぱいはおいしくない時があった』と話してくれました。
それを聞いておいしくない日は肉を食べすぎた時かなとおかしくもあり、安心もしました。
親が思うほどの違いはないのかもしれません。
母乳、ミルク、混合をその時の自分に合わせて自信を持って選ぶことこそ大切なのではないでしょうか。