約6割のお子さんが体験することなのに夜泣きの原因はいまだによくわかっていません。
赤ちゃんの体にとって夜泣きは悪いことではないし、赤ちゃんの体に負担がかかるものではないからなのか、あまり研究もすすんでいないようです。
分からないことが多い夜泣きについて調べてみました!
乳児の夜泣きはいつからいつまで?
夜泣きは個人差が大きく、早いと生後3か月頃から始まり、1歳半頃にはおさまります。
夜中に赤ちゃんが泣くこと=「夜泣き」だと思いがちですが、正確には「原因がない号泣」のことをさします。
昼間はとても元気に遊んで寝る前までは機嫌も悪くなかったのに、夜中急に泣きだす、これが夜泣きです。
なぜ夜泣きをするの?原因は?
生後3・4か月の赤ちゃんの夜泣きは、まだまとまって眠ることができません。
それが徐々に「明るいときに起きて暗いときにまとめて眠る」眠りの完成へと育ちます。
乳幼児臨床心理の先生によれば、夜泣きをしている期間はそのリズムが成長をしている期間と言えるようです。
それ以降の夜泣きの原因はさまざまで、空腹感・のどの乾き・オムツの不快感・暑さ寒さなど、まず物理的な要因が挙げられます。
大勢の人に会うなど興奮状態、散歩やスキンシップなど昼間の活動が不足していることなども大きく影響しているようです。
どちらにしてもひとつだけ確実にいえるのは、夜泣きで一番大変なのはママだということ。
どうやって乗り切ればいいのか、探っていきましょう。
夜泣きを乗り切るための方法
まずは寝るまでにできる夜泣きの原因を取り除きましょう。
・おむつが濡れていないか?
・おっぱい・ミルクは足りているか?
・赤ちゃんの体温、部屋の温度のチェック
・衣服にしめつけられていないか?
実は、「こうすれば泣きやませることができる」という確実な方法はありません。
ママなりにいろいろやってみているうちに、赤ちゃんは寝入ってしまうことが多いのです。
お子さんがリラックスできそうなことを探してみましょう。
こちらの記事も参考にしてみてください。
→タイプ別!赤ちゃんが寝ない場合の対処法
上記の原因を取り除いた後の方法としては・・・
・抱っこで安心させる
「ここにいるよー」などと話しかけながら背中をトントンして、安心させてあげましょう。
おっぱいが好きな赤ちゃんなら、「泣いたらまずおっぱい」でもかまいません。
乳首を口に含ませるだけでも落ち着くことがあります。
座ったり立ったりせず、添い寝のまま足やおなか、背中などをさするように触ると安心して落ち着くこともあるので試してみましょう。
・思い切って一度起こす
泣きやまない時は、いったん部屋の明かりをつけて起こしてみることも効果があります。
少し遊んで気分を変えてみることで赤ちゃんが寝付きやすくなることがありますが、時間がかかるかもしれません。
その他に車に乗せる、聴き慣れた音楽を聴かせるなどの方法もあるようです。
試して落ち着かなかったからといって落ち込むことはありません。
どれがいいのかとにかくいろいろ試してみましょう。
泣くのは赤ちゃんの仕事、夜泣きはいつかは終わるもの、今だけの貴重な体験と思って乗り切りましょう!
編集後記
私が自分なりに寝る時にやっていたのは、背中に汗取りガーゼを入れて時々替えること。
元々はあせも対策ですが、赤ちゃんの体を触ることにもなるし、安心して眠っていたような気がします。
もしかしたら偶然か気のせいかもしれないですが、自分なりに夜泣きが止まる方法を見つけた!という喜びでママの不安が軽減されるのかもしれませんね。