離乳食を開始し2カ月ほど経つと、食べる量も多くなり食べられる種類も増えてきます。
このくらいの時期から、離乳食を1日2回に増やしていきましょう。
食べる時間はしっかりと時間を決め、離乳食のためにミルクや母乳の量や時間を調節していきます。
夜中にミルクや母乳を飲む習慣があると、どうしても午前中の離乳食がすすみません。
赤ちゃんを夜中に泣かせてまで止める必要はありませんが、少しずつ回数や量を減らしたり離乳食の時間を遅くしたりしましょう。
これまではペースト状のものを食べさせていましたが、このくらいの時期から少しずつつぶつぶがある離乳食に変え、口の中でつぶせる硬さのものにしていきます。
離乳食には赤ちゃんによって個人差があるので、焦る必要はありません。
しっかりと赤ちゃんの様子をみて、少しずつはじめていきましょう。
ペーストから固形への移行時期
少しずつ固形物を食べさせ始める時期は7~8ヵ月と言われていますが、この時期には個人差があります。
では、どのタイミングで開始すると良いでしょう。
まず、固形物を開始するためにはペースト状の離乳食を上手に飲み込めていることが大事です。
ペースト状のものでも口に入れると飲み込まず出してしまうようであれば、まだ開始時期ではありません。
ペースト状の離乳食が上手に飲み込めているようなら、赤ちゃんの口の動きと舌の動きを見ます。
口の動きはペースト状の離乳食を口に入れた時、モグモグできているかどうかです。
また、舌の動きは前後だけでなく上下に動いているかどうかを見ます。
とは言っても、なかなか判断しにくいものです。
そのようなときはペースト状の離乳食に柔らかいつぶつぶの離乳食を少量混ぜ、食べさせてみます。
はじめての固形物にはじめはビックリして出してしまう赤ちゃんもいますが、モグモグ口を動かし飲み込むことができているようなら大丈夫です。
ただし、飲み込んだ後は必ず口の中に食べ物が残っていないか確認しましょう。
固形物だけが口の中に残っている場合もありますので、飲み込めないようならガーゼなどで出してあげましょう。
ペースト状と固形の違いを画像で比べて下さい。
食べられる物を増やしましょう
固形のものに少し慣れてきたようなら、今まで食べさせていないものにも挑戦しましょう。
(この時期に開始して良いもの)
脂肪分の少ない鶏肉(ささみなど)・納豆・赤身魚・卵・乳製品(ヨーグルトなど)・野菜全般
→5~6ヶ月の離乳食はこちら
→9~11ヶ月の離乳食はこちら
この時期の離乳食の注意
卵・乳製品はアレルギーを持っている場合が多いので、他の食材異常に注意が必要です。
特に両親にアレルギーがある場合は、開始時期を遅らせましょう。
ペースト状の離乳食の時は食べるのを嫌がらなかったのに、固形物が入ることで急に食べるのを嫌がることがあります。
その場合は焦らず、少しずつ食べられるものを増やしていくとよいです。
ごぼうやなすなどアクの多い野菜はしっかりアク抜きしてください。
また、赤ちゃんの食欲がでるよう盛り付けなどの見た目も工夫しましょう。
丸飲みしないよう口の中のものがなくなってから次を入れるなど、食べさせ方にも工夫が必要です。
編集後記
この時期は食べるものと食べないものが出てきたり、日によって食べたり食べなかったりもします。
赤ちゃんによって食べる量もさまざまです。
しかし、食べる量が少なくても好き嫌いがあっても元気なら大丈夫です。
あまり神経質にならず、赤ちゃんの成長を楽しみながら進めていってください。