妊婦全般

マタハラを受けたらどう対処するべきか?

近年様々なハラスメントが取り上げられていますが、中でも命に関わる重大なハラスメントがマタハラと言われています。

結婚した後も仕事を続ける女性は沢山いますが、子供を産んで仕事に復帰したくても出来ない女性は沢山います。

原因は色々ありますが、マタハラも一つの原因だと言えます。

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マタハラとは?

マタハラと言う言葉をよく耳にしますが、マタハラについて詳しく知らない方も多いと思います。

マタハラとはマタニティハラスメントの略で、働く女性が妊娠・出産・育児等が原因で職場の同僚や上司、会社全体から嫌がらせやいじめを受け、自主退職の強要で不利益を被ったりするなどの不当な扱いをする事を言います。

ただでさえデリケートな時期に、マタハラを受けた事で、精神的、肉体的に追い詰められ流産や早産の危険性も高まってしまう為女性の問題視されるハラスメントの中で一番深刻なハラスメントと言われています。

アメリカではマタハラを40年も前から問題にしていたと言うのに、日本が問題にしたのはここ最近です。

そしてまだ解決していない会社も数多いのが現状と言えます。日本は少子化問題も抱えていますが、このマタハラを解決する事で少子化の糸口もみえてくるのではないかと思います。

マタハラを目にした職場の女性もまた同じ目に遭いたくないから妊娠はしたくない、結婚はしたくないと考えてしまえば少子化は深刻になってきます。

マタハラの実態

今の日本は働く女性が増えているにも関わらず、妊娠すると体調、精神面がどのように変化しているのかなどの思いやりに欠け、また妊婦への制度や法律の認知度が低い為会社でも制度が追い付いていないのが現状のようです。

結果、妊婦に対し同僚や上司から心ない言葉を言われたり無視をされたり、残業や重労働をさせられたりと言うようないじめを受けたりしているのです。

もちろん重労働は妊婦にとっていいものではなく、流産や早産を招きかねません。

それにもかかわらず、流産して会社を休んだ時に浴びせられるのは、酷い言葉の数々・・・。

しかも驚く事に、いじめをしているのは同じ同性である女性が多いようです。

会社自体も妊婦に対しての制度が追い付いていないため、同僚や上司に相談する事も出来ないのが今の現状です。

また、妊娠した事で解雇されたり契約を打ち切られたり、パートに格下げされたりする事だってあります。

マタハラの原因

マタハラの原因は、結婚したら女は子育てに専念するべしと言った古い価値観にとらわれた労働環境や、周囲の理解の低さが原因で起こっています。

これらは男女雇用機会均等法や労働基準法によって禁止されているのにそれも分かっていない会社が多いのです。

これからの日本は女性が働くのは当たり前の時代になってきています。

働きたい女性も働きたくない女性も働かなければいけない時代になってくるのです。

ローパフォーマー化する女性は辞めさせて、男性社員と同等にバリバリ働ける女性だけが残っていっても少子化問題は深刻するだけで、経済も発展する事はありません。

マタハラがおこる原因は、妊婦に対して心ない事をしてしまう人を作ってしまう会社の環境にも問題があると言えます。

残業は当たり前、有給休暇は取りにくいと言った長時間労働の結果ストレスが溜まり心にゆとりを無くしてしまう社会環境がマタハラへ繋がってしまうのです。

マタハラの対処方法

マタニティハラスメントであまりにも酷い仕打ちをされたり、不当な扱いを受けるようなら相談をしましょう。

会社で相談できるのが一番ですが、マタハラは会社で大半起こってしまっているのが実情です。

そのため、一番の近道はマタニティハラスメントに詳しい法律相談所に相談することです。

妊娠・出産を理由に不当解雇する事は違法になる可能性が高いので、法律もしっかり理解しておきましょう。

そして、法律相談所に行く場合も口答で説明しても伝わりにくいので、証拠を集めておくと役に立ちます。

直接的にいじめられたり、上司から酷い事を言われているならばボイスレコーダー等で会話を録音したりし、マタハラされている証拠は全て形にして残しておく事が大切です。

逆マタハラにならないよう気をつけよう!

マタハラはされるだけではありません。

マタハラを盾にして仕事をしない妊婦も問題になりつつあります。

妊娠したから仕事は出来ない!と言うのは甘えです。それなら潔く辞めた方がいいと思います。

妊娠した事で周りに迷惑をかけているのですから、優遇されて当然、具合が悪いから休ませてもらって当然!それがダメで仕事を無理に強要するならマタハラで訴えてやる!と言う逆マタハラの方もいるようです。

妊娠している事はおめでたい事ですし、それでも働こうとする気持ちはとても素晴らしい事です。

しかし、妊娠した事で周りに迷惑がかかっている事は少なからずありますし、助けてもらっている事も多いはず。

気遣ってくれる周囲への感謝
は忘れないようにしたいものです。

編集後記

日本で問題視される少子化問題、そして経済発展の為には女性は産後も働かないといけないし、産後帰ってきやすい職場環境が求められています。

産後帰ってきたら自分の居場所がなくなり仕事を辞めないといけない環境では経済発展は難しいでしょう。

会社は妊婦やマタニティハラスメントへの理解に努めていく事も大切ですが、妊婦や育児をしながら働いている女性も上司や同僚の協力に対し、当然のことと思わず、感謝の気持ちを忘れてはいけません。

お互いが思いやれる事でいい仕事が出来、会社の雰囲気もよくなってくると思います。

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