乳児(~1歳未満)

赤ちゃんにワセリンの副作用はある?正しい使用方法は?

疑問
小さなお子さんを持つお母さんの中には赤ちゃんの湿疹に悩まされている方も多いことでしょう。
その湿疹が乳児湿疹なのかアトピー性皮膚炎なのかもよくわからず、軟膏や保湿剤を使って頑張っていることと思います。

私の子供も赤ちゃんの頃、湿疹がひどく病院をいろいろ変えてみたり、洗剤や石鹸を変えてみたりと色々実践した経験があります。

湿疹がひどい赤ちゃんはお風呂に入れると全身が赤くなり、いつも皮膚がガサガサで夜も痒がり泣いて眠れず、みているママも辛くなります。

湿疹で皮膚科や小児科に行くと、「まずしっかり保湿をしてください」とワセリンを処方されることが多いです。
私の場合、ワセリンとザーネを混ぜたものが処方され、うちの子は3歳になるまで使っていました。

ワセリンについては賛否両論意見があるようですが、まずはワセリンについての正しい知識を持ち、正しい使い方で使用しなければいけません。
そこで今回、赤ちゃんのワセリンについて考えてみようと思います。

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そもそもワセリンとは?

ワセリンは乾燥した肌を保護するための軟膏で、皮膚に吸収されにくいことが特徴です。
ワセリンを塗ることで皮膚の上に膜をつくり、皮膚の水分の蒸発を防いだり、外からの刺激物をはじく効果があります。

「皮膚に浸透しないのに効果があるの?」と思われるかもしれませんが、浸透しないため、皮膚のバリア機能に優れていて、さらに皮膚が自然治癒力(自分の力)で回復するのを助ける役割をします。

そのため、乾燥しやすい赤ちゃんの保湿剤として使用されることが多い軟膏です。
ただし、ワセリン自体に湿疹や傷を治す効果はなく、あくまで皮膚の保護を目的として使用されます。

ワセリンに副作用はある?

ワセリンに副作用はなく、たとえ舐めてしまっても無害です。

しかし副作用がなくても、湿疹の原因や種類によって使用しない方がよいことやワセリン自体があわない子もいます。
その場合、痒みが強くなったり、湿疹がひどくなったりするケースもあるようです。

また、使い方を間違えると逆効果となることも。
さらにワセリンは石鹸で洗ってもなかなか取りきることができず、強く擦って洗ってしまうと皮膚表面に小さな傷が付き、湿疹の原因を作ってしまいます。

ですから、副作用はなくても使用方法には十分気を付けなければいけません。

ワセリンの正しい使用方法

では、ワセリンを使用する際の正しい使い方をご紹介します。

1. ワセリンを塗るママの手は清潔に
手に細菌がついていると、他の皮膚トラブルを起こしかねません。
必ず石鹸で洗いきれいな手で塗ってあげて下さい。

2. ワセリンは少しの量で薄く塗る
ワセリンはたくさん塗ってしまうとベタベタして不快を感じるだけでなく、皮膚からの熱の放出を妨げ、かゆみの原因となります。
また、細菌などの付着の原因にもなるため、薄く塗ってください。

3. ワセリンは柔らかくして塗る
摩擦を避けるためにも、手であたため柔らかくしてから使用しましょう。
チューブタイプのワセリンは柔らかく作られているためお勧めです。

4. ワセリンは入浴後に塗るのがおすすめ
ワセリンの効果は皮膚の保護です。
お風呂上がりの皮膚が潤っているときに塗るのが効果的です。

編集後記

皮膚科などからワセリンの使用を勧められても、なかなか詳しい使用方法までは教えてくれません。
せっかく使用するのですから、正しい知識を持ち効果的な方法で使用したいものです。

ワセリンを使用している方、使用を考えている方は是非参考にして下さい。

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